リスパダール
●更新日:2011/03/09 20:51 ●合計閲覧数:0 ●回答数:9 ●お役立ち投票数:12
(20代/女性)
事務局に報告
回答者 タッキー 一般内科
回答日時 2011/03/01 08:50
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事務局に報告
回答者 タッキー 一般内科
回答日時 2011/03/01 08:50
大抵の場合、本人の「膀胱炎の自覚」はかなり精度の高い診断指標になると思っているので、過去に尿路系の評価(エコーや尿細胞診、尿沈査などによる腎炎などや泌尿器の腫瘍・奇形の除外)と感染症学的検索(グラム染色と培養検査による、膀胱炎を起こすものとして矛盾しない起炎菌の確認と、妥当な症状や背景)があれば信頼して抗生剤を出すようにしています。
年に数回起こる「いつものこと」に対して、毎回精密検査を行い長々と話を聴き丁寧な身体診察をするのはナンセンスだし、お互いの時間の浪費でしかないと思うので。
しかし、この「本人の自覚」はどれくらい信じていい のかや、繰り返していく中で耐性菌が悪さをする率が上がってくると思うけどいつも同じ挟域スペクトラムの抗生剤でいいのかとかが結構曖昧なままだなあと今日の外来で自覚しました。
ですので、毎度おなじみDynamedで検索してみました。
最初は「膀胱炎」の直訳である「Cystitis」で検索しましたが、そこにはリンクしかなく、「Urinary tract infection in adults(成人の尿路感染症)」というより広い概念のページでお勉強しました。
どんな調べ物でも、初期診断に当たることが多いプライマリケア医としては『リスクファクター』、つまり「どんな人がこの病気に掛かりやすいのか」の項目がいつも気になります。
若い女性における危険因子は「以前の膀胱炎の既往」と「最近または頻回の性交渉」の2つが挙げられていました。
既往と性的活動性の2点。
当たり前といえば当たり前ですね。
さらに、性交渉に関しては、コンドームや殺精子剤を使ってもリスクは減らないようです。
むしろ殺精子剤付きのコンドームは腐性ブドウ球菌という雑菌によるUTIのリスクを上げるという研究結果もあるようです。
コンドームは一般の性感染症は予防できても、陰部の雑菌が尿道に入り込む尿路感染症の予防には別の観点が必要なんですね。
これも当たり前といえば当たり前ですが、言われてみるまではあまり気にしたことなかったです。
排尿後の残尿量が30mlを越える場合もリスクとなるようです。
これは高齢者ではよく見られる現象なので、病棟の入院患者では特に注意してみようと思いました。
生涯決して忘れる事の出来ない2011年3月11日。
自分の備忘録としても、簡潔に記録に残しておこうと思います。
この日の私は、本厚木にある神奈川最大規模のアウトレット家具店、「メガマックス厚木」店での5周年記念イベント。
エフヨコの街角レポーター、藤田優一君に同行して、イベントのお手伝いをしておりました。
イベントの終わりにさしかかった頃(予定3時まで)、なんだかお店の中がぐらぐらとし出しました。
藤田君も思わず机の下に入る程でしたが、揺れが収まる気配もない。
お店の方々の誘導や自己防御本能から、どんどんととりあえずお店の外に避難。
状況を見守ります。
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